こきんたパパのライフシフト

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賃貸と持家どちらが得か?

 

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こんにちは。こきんたパパです。

 

雪の後は日差しが出て少し暖かくなりましたね。

積もった白い雪が銀色に光って、まぶしいです。

 

さて、みなさんは、賃貸派ですか?持家派ですか?

今回は賃貸と持家どちらが金銭的に得か、という話をしようと思います。

昔から、決着のつかないこの論争ですが、、、

 

「金銭的」には決着がついていることをご説明します。 

 

賃貸派の言い分、持家派の言い分

いままで、議論されつくしたそれぞれの言い分は例えば以下のようなことです。

みなさん一度は聞いたことがあるとおもいますが、おさらいしてみましょう。

 賃貸派の言い分
  • 賃貸なら常に最新の設備の物件に住める
  • 新築で購入しても10年も経てば古くなってしまう
  • 近所にトラブルメーカーが住んでいても、引っ越せば済む
  • 固定資産税を払う必要がない
持ち家派の意見
  • 夫に万が一のことがあったら、住宅ローンの支払いが団体信用生命保険でカバーされるので、安心して暮らせる
  • 老後、収入が無くなっても、住むところには困らない
  • 同じ金額をはらうと、賃貸よりも広くて設備のグレードが高い家に住める
  • 家が資産になる
引用:「賃貸 VS 購入して持ち家」どっちがお得?!徹底比較!
 https://o-uccino.com/front/articles/47374

どの理屈も確かに最もらしく見えますね。

両方の言い分は本当に正しいか?

まずは、両方の言い分を一つ一つ見てみましょう。

この両方の言い分にまず問題があります。

 

賃貸の言い分

  • 賃貸なら常に最新の設備の物件に住める 

→おおむね正しい。ただし、最新の設備の部屋を借りるにはお金がかかる

 

  • 新築で購入しても10年も経てば古くなってしまう

→おおむね正しい。ただし、賃貸でも最新の部屋を借りるにはお金がかかる

 

  • 近所にトラブルメーカーが住んでいても、引っ越せば済む

→おおむね正しい。ただし引っ越し代がかかる。

 

  • 固定資産税を払う必要がない

→正しい。

 

持家の言い分

  • 夫に万が一のことがあったら、住宅ローンの支払いが団体信用生命保険でカバーされるので、安心して暮らせる

→正しい。ただし、保険分多くお金がかかる

  • 老後、収入が無くなっても、住むところには困らない

→おおむね正しい。ただし、借金を完済した場合に限る。

  • 同じ金額をはらうと、賃貸よりも広くて設備のグレードが高い家に住める

→おおむね正しい。ただし、絶対ではない。

  • 家が資産になる

→正しい。ただし、買った時の値段より、家の名目金額が高い場合か、

賃貸に出して、家賃収入があり、家賃収入の額が借金を上回る場合に限る。

 

と、このように、まずは、但し書きをつけて、本当の条件をあぶりださなければ、比較が出来ないのです。但し書きの無い状態だと、両方が両方、完全に正しいので、言い分に決着がつきません。

 

条件を満たす⇒メリットが発生する

 

このように考えるべきです。「条件」の部分が但し書きに当たります。

この条件をいくつ満たす可能性が高いのか、最も可能性の高いシナリオでは、どれくらいのメリットが発生するのか?

という点においてそれぞれ比較をすべきですね。

 

不確実か、確実か

さて、結局どちらが得である可能性が高いのか、ということですが、結論賃貸です。

 

但し書きをつけた、賃貸の言い分を見てほしいのですが、賃貸は、結局の所、一定のお金を払えば、メリットを享受できる。という方式です。これは、払うか払わないかを自分が選択できるということです。したがって、その時の生活レベルに合わせて、行動を選べます。どれくらいのお金を住宅に払うのか、自分で選択できるわけなので、無限のメリットです。(その時その時で、最大限に得するように行動できるので)

例えば、どこかの時点で、無料で住める家が見つかることもあります。

 

対して持家の場合は、すべてのメリットが、運任せなのがわかりますでしょうか。団体保険は、夫が亡くなれば得、老後の住むところは借金がすべて返せれば得、などなど。不確定な未来が、いい感じに転べば得かも?ということですね。もっとも運任せなのが、持家が資産かどうかです。土地の値段が上がれば、資産価値も買った時を上回り、賃貸にも出せるのでいいですが、そうでなければただの巨額負債ですね。借金を返し終わっても、固定資産税がかかります。

変わっていく未来に対して、自分の行動を変えることはできないのです。

 

このように考えると、家を買うのは相当なギャンブルなことがわかります。要するに、不確実な未来に賭けるか(持家)、その時その時でベストな選択をするか(賃貸)の選択ということです。

確かにかつては、持家のメリットが最大限に享受できた時代がありました。給料がどんどん上がり続け、土地の値段が際限なく上昇した、高度経済成長期からバブルにかけてです。この時代の人は、賭けに勝ったと言えるでしょう。

しかし、今この時代、給料と土地の値段が際限なく上がると思いますか?

45歳以上がどんどんリストラされているこの時代に、今の給料で40年間働けますか?

あなたは本当にその借金を返せますか?

あなたの信念を信じる?

という訳で、私は賃貸以外の選択肢はないと思っていますが、これはあくまで金銭的な話です。

人には信念というものがあります。たとえ金銭的に損することがわかっていても、持家が人生に必要という人もいます。そう言った方を否定する気はありません。

あくまで、金銭的に見た結論は賃貸というだけの話です。大切なのは、短絡的に考えず、全てをしっかりと考えることだと思います。そうした上で信念に従って動けば、後悔はありません。

 

それではまた。

 

 

 

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