エンジニアは海外に行くのがおすすめな理由
こんにちは。こきんたパパです。
今回は、日経新聞でぜひお伝えしたい記事があったので、それを引用しながら、エンジニアが海外に行くのがおすすめな理由をお話しします。
IT軽視の日本
興味深い記事とは、以下の記事ですね。
「「GAFA」とマイクロソフトの5社合計の研究開発費は22年に1641億ドル(約17兆9千億円)と、18年の日本の民間部門の研究開発投資(16.5兆円)を超える。」
(文中引用)
GAFAというのは
の頭文字をつなげたもので、現代のIT企業をけん引する4社を表しています。
この4社とマイクロソフトを加えた研究開発費が、日本全体の民間部門の開発費を超えるというのです。
まあ、2000年初頭から、水面下では1990年代から、IT系の企業に関しては、アメリカと日本は差が開くばかりですが、その勢いがさらに増しているとの記事です。
文中にも記載ありますが、日本はデジタル化への設備投資に非常に消極的なのです。世界の時価総額のトップ5社は全て上にあげた企業です。ここまで社会的にIT化が進んでいるのに、日本はいつまでだらだらやっているのでしょうか。産業時代から情報時代へのシフトをいまだに受け入れられないようです。
産業時代では間違いなく日本は世界トップの技術力を誇っていました。世界時価総額トップはなんとNTTです。今は、見る影もありません。
その栄光にあぐらをかいて30年間変化を拒んできた代償は、あまりに大きいですね。
エンジニアの需要
そもそも日本でもエンジニアは圧倒的に不足しています。
以下の記事では、先端IT人材が55万人不足しているとの経産省の試算です。
これは世界的な動きです。需要が高まり、供給が不足しているからというのは、研究開発費を増やす動きとつじつまが合っていますね。
このような事情から、ずぶの素人でも今からエンジニアを目指した方がいいです。
給料も待遇も長期的には今より良くなる可能性が非常に高いです。このことは、以下の過去記事で詳しく説明しています。
不足しているのだから、もっとお金を投入してくれ。と思ってしまいます。
とりあえず海外にいっておけ
ここまで記事を読んでくれたのであれば、大体お分かりだと思いますが、日本は確実にIT後進国で、IT開発にお金が投入されないので、待遇も海外(おもにアメリカ)程よくならない可能性が高いです。(それでも、食いっぱぐれはしないと思いますが)
以下は半年前の記事ですが、ソニーが新卒年収で700万だすそうです。
が、正直全然足りないですね。
記事内でも指摘されていますが、ソニーがこの年収の対象にする予定なのは、AIなどに関する極めて優秀な高度情報人材のようなので、年収の桁が足りないです。
そういう人材は、GAFAに入社して、2000万~3000万くらい貰うはずなので。そんなに年収が出せるのは、最初の項で説明した通り、GAFAはIT開発にお金をかけているからです。
この求人には多分殆ど募集が来ないでしょう。来たとしたら、その人物は高度情報人材ではありません。
結論として、良待遇を求めるならエンジニアは海外企業での勤務を目指した方がいいと思います。
が!ここまで言っておいてなんですが、私は日本が大好きです(笑)。海外のほうが待遇がいいことは分かっていても、今はまだ、日本を離れようとは思いません。ですが、日本についてのニュースは暗いものばかりです。いつか自分の気持ちも離れていくような予感がしています。
今日もまた、日本から研究者が出ていったのでしょうね。